当財団創設者前田拓は心の奥で長年感じていた3つの動機から、長崎県に居住する中・高校生を対象に米国留学奨学金制度を運営する財団を創設しました。
第1に、幸運にも自分が米国留学(1980年)できたことが人生の大きな転機となり、米国での事業をチャレンジする決断の基盤になったという実体験があり、たとえ短期間でも留学体験ができる機会を長崎の若者達へ提供したいと強く思っていました。
第2には、21世紀というグローバルな時代に充実した人生を生き抜いて自己実現するためには、海外生活体験は欠かせないことであり、それは単に日本にいて堪能な語学ができたとしても、海外に短期でも居住して外国人とリアルに交流する実体験をすることが何より大事であり、その場所はやはり米国が最適であると感じてきたことです。
第3には、自分が18歳で長崎を離れて東京で学生と社会人生活をし、その後41年間米国で暮らす中で、あらためて自分にとっての長崎の大きな価値が再発見され、長崎に生まれ育ったことと多くの方々のおかげで今があることに深く感謝している想いを、その方々と長崎への恩返しとして、長崎の若者達に留学機会を提供することが微力ながら自分ができる未来への恩送りとの考えに至ったからです。
加えて言うならば、自身の41年間の長い海外経験の中で、あらためて「長崎 ながさき NAGASAKI」の輝きに気づき、世界に二つとない長崎のユニークさ素晴らしさを再認識し、強い長崎愛をずっしりと重く感じたからこそ70歳を迎える今、少しでも長崎に貢献できればと考えました。
ある意味逆説的ですが、この素晴らしい「長崎」の再認識のために、「ながさき」への愛着をあらためて感じてもらいたいために、アメリカに行って、太平洋の反対側から「NAGASAKI」を感じてほしい、世界的視野を実体験の中から体感してほしい、そんな若者達の心にインスパイヤ-される機会を提供できればと思っています。
そして、米国はじめ世界中で様々な経験をし、その間ずっと悩み迷いながらも人生の大きな決断を真剣に選択し生き抜いてきた前田拓の感性が、長崎の若者達と触れ合う過程で若者達と一瞬でも共有することで、少しでも何らかの役に立つことができれば、とも考えています。
“Zen Cycle”とは善巡環(ぜんじゅんかん)の意味です。私は人生を振り返り、その時は気づかなくとも後になって気づいた有難い“ご縁”、様々な場面で多くの方々からいただいた“ご恩”がたくさんありました。その「恩返し」を「恩送り」として次世代へつなぎ、それがいつかまた“巡環“されれば嬉しいと思います。そんな思いからZen Cycle Maeda Foundation, Inc.と命名しました。
この財団は、長崎県内で育った健全で好奇心旺盛、ポジティブな夢を持った中高校生が対象です。生まれ育った長崎で、おかげさまでという心で、未来につなげるそんな若者達を応援する事業と考えています。
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